体罰について

 日本行動分析学会が、体罰についての声明を発表しています (リンク先のWhat's newから見れます)。

 体罰については、色んな人達が色んな意見を持っていると思いますが、行動分析学の知見からは、体罰は「自発的な行動を起こさなくなる」「罰を行う人がいる場所では言うことを聞いても、いない場所では結局効果が表れない」「悪いことを隠すようになる」などのデメリットがたくさん挙げられています。

 勿論、体罰は人権問題にも関わる重大な問題であります。そのような問題に加えて、教育的な意義もないのであれば、体罰を行う必要性はない、ということになります。

 当然、教育的な意義がある!と主張する人がいても、体罰を行っていいことにはなりません。

 教育において、子どもと関わる基本は、褒める、承認するという強化的な関わりをベースとして行いたいものですね。