課題学習を行う時

子どもと課題学習を行う時は、原則的に「子どもにとって楽しい」ということを優先して行います。

もしも子どもが「楽しくないな」と思いながら課題に取り組んでいる場合、子どもにとって課題を行うことで得られるメリットは「課題が目の前からなくなること」になってしまいます。

これでは将来的な子どもの自発的学習に結びついていきません。

子どもが「この課題、楽しい!」と思えるようになれば、課題を行うメリットは、「できたという感覚」や「次の課題が出てくること」になります。

こうなれば子どもは学習が好きになり、将来的な自発的学習に結びつきます。

 

そのような楽しい課題を行うと、子どもにとって、徐々に課題を出している大人のことも好きになります。

自閉症を含む発達障害のお子さんの中には他人に興味を示さないこともたくさんあります。

それでも、楽しい課題を通して好きになった大人に対しては、お子さん達も何らかの関わりを持とうとします。

そこからコミュニケーションが広がっていきます。

楽しい課題は一石二鳥です。